ハワイは各国からの移民が多くいる州であるため、食文化の面を見ても多彩な種類がそろっているということがわかります。大きなお皿の上にさまざまなメニューのおかずを乗せる「ミックスプレート」と呼ばれるメニューがありますが、これは古くに、移民たちが持ってきた食べ物をお皿の上に乗せ、分け合って食べていたという風習があったことが始まりとされています。このように、古くからの歴史に反映される料理もいくつか残っています。
しかしそういった中で、ハワイ独自の食文化も数多くあります。たとえば、ポキ（ポケ）という料理です。ポキは切り身という意味で、マグロなどの魚介類を切ったものに醤油や塩などで味を付け、野菜を足して混ぜ込んだ料理になります。マグロと玉ねぎのみのシンプルなものもありますが、そのバリエーションは豊富です。ワサビや生姜、トウガラシ、にんにくで味付けをする場合もあります。
また「ポイ」という料理がありますが、これはタロイモをペースト状にしたものです。ハワイでは定番とも言える料理で、多くの場所で見かけられます。
その他、ハワイにある食材を活かしつつ、各国から得た知識や技術を取り入れた独自の料理などもあります。

ホテルや免税店が軒を連ねるリゾート地・グアムのタモンエリアで、南国を見て食べて楽しむことができる複合アミューズメント施設がコメットグアムです。この施設全体が深海にいるような雰囲気をコンセプトにしており、海の底を歩いているような不思議な浮遊感に見舞われる空間です。
深海生物の雄大な泳ぎを近距離で見ることができるアンダーウォーターワールドは、その名の通り海底をそのまま通り抜けているような錯覚に陥るトンネル水族館となっています。
また、海の底に迷い込んだ気分で入ることができるシーグリルは、豊かなシーフードや肉料理を大胆かつ豪快に味わえるパシフィックリムレストランです。グアムの海の底をイメージしているだけあって、基調がダークブルーの落ち着いた内装です。天井にあるクジラの大きなオブジェが出迎えてくれ、地上の喧騒を一時忘れることができます。
料理は南国の大胆さと素材の味を存分に生かした細やかさが共存するバラエティ豊かなラインナップです。新鮮なシーフードや旬の味を堪能でき、もちろん旨みたっぷりの肉料理も充実しています。また、キッチンガーデンで栽培されるハーブを使用した香り高いメニューも人気です。
美しい魚がカウンターを泳ぐスカイラウンジは、まさに深海の神秘的な気分を味わえる演出となっています。

バリ島の中でもレストランが多く集結している地域がオベロイ通りです。種類も豊富にそろっており、中には和食の料理店も並んでいます。おいしい料理が食べたいという場合には、とりあえずオベロイ通りに向かえば良いという方もいるほど、グルメの盛んな地域として知られています。
また、オベロイ通りから近いペティテンゲット通りの周辺にも新しい飲食店が続々と登場しており、注目を集めています。オベロイ通りと比較すると「ワルン」と呼ばれる庶民的な食堂が多くあるのが特徴で、地元住民の方たちが多く利用しています。ローカルな飲食店であるワルンでは、基本的にインドネシア語しか通じませんから、その点は注意しましょう。ペティテンゲット通りは空港からも近いため、観光に訪れた際にも時間にゆとりを持って行動できるのが嬉しいポイントです。
バリ島にはその他にも、ビーチを眺めながら料理を楽しめる飲食店も多く存在します。景色も見たいし、おいしい料理も食べたいという贅沢な希望を叶えてくれるのがバリ島にある飲食店の魅力です。内装にこだわっている店もあり、オシャレなレストランでバリの料理を堪能できます。

タイではさまざまなグルメに出会うことができます。そのどれもが日本にはない、独特な味を持つものであり、タイに行ったならば是非とも食べておきたいところです。
タイ料理の定番として挙げられる代表的なものに、タイカレーがあります。タイカレーは日本でも人気がありますが、タイではカレー類をまとめて「ゲーン」と呼びます。玉ねぎやにんにく、生姜、唐辛子をペーストしたものをベースとしており、そこに加える食材によって種類が変わります。
たとえば、ナンプラーやココナッツミルクを加えて甘く煮込めばグリーンカレー（ゲーン・キアウワーン）になります。グリーンカレーは日本でも有名であり、レトルト品も販売されているほどです。また、牛肉を加え、タイ特産の赤唐辛子による辛味をきかせたレッドカレー（ゲーン・ペッ）、ターメリックを多く使用するイエローカレー（ゲーン・カリー）とバリエーションは豊富です。
タイカレーは、比較的日本でも身近な存在ですが、本場の味はまた少し異なります。辛味も日本のものより強いことが多いですから、自分の好みに合わせて選ぶようにしましょう。

フランスに訪れた際にぜひ味わっておきたいのが本場フランス料理です。フランスの深い歴史とともに歩んできたフランス独自の食文化は、地域ごとに豊かな発達を遂げてきました。その多様性と豊かさを認められ、2010年にはフランス料理そのものがユネスコの文化遺産に指定されるほど、文化の1つとして確立されているものなのです。
それはパリのレストランにおいても同じで、100年単位で続く超老舗のレストランが随所に点在しています。ドレスコードが指定されている高級フレンチの店もありますが、カフェレストランの意味合いが強いブラッスリーや気軽に入ることができるビストロなど、必ずしも上品に決める店ばかりというわけではありません。
セーヌ川左岸の6区にあるオ・シャルパンティエは、創業が1856年という歴史深いビストロです。比較的手ごろな値段で本場の料理を味わえるところであり、特に牛肉の名産地として知られるムーザン地方の新鮮な仔牛料理や豚ソーセージといった肉料理が自慢です。リーズナブルに良質な肉料理を存分に楽しめるところとして、観光客にも人気のビストロです。
シャルパンティエとは、フランス語で大工を意味しており、全国を飛び回って仕事を行う大工職人のためにオープンされたと言われるのがこの店です。